もうそろそろ派遣社員になってから10年が経過します。
この記事では【派遣社員になった理由】を私の目線でお話しします。
新卒は零細企業で正社員として雇用
地元で働くという夢
私が就職活動しているときは、ITバブルがはじけてサッカーワールドカップ日韓大会も終わった後でした。
このころの日本は、東京オリンピックや大阪万博など未来にビッグイベントがなく、景気も落ちている最中でした。なかなか就職先が決まらない。なんとか大学で推薦してもらい、新卒で働いた会社は地元の会社で正社員で雇用されました。
学生時代は独り暮らしでアパートに住んでいましたが、洗濯掃除食事が自動的に出ず自分でやらないといけません。それが嫌で地元で実家から会社に通いたいなと思い、地元で就職を夢見ていました。
ちなみにいわゆるシステムエンジニアとして働き始めました。
年俸制なので割高の給与
その会社の給与は年俸制で、いくら長時間働いても残業代は出ませんでした。
比較的多めの給与をもらっていたので、確かに徹夜や深夜勤務など大変な時期もありましたが、何とか乗り切っていました。
地元で就職したものの、だいたいの仕事があるのが都会にしかありませんでした。
このころはファイル共有ソフトの情報漏洩問題が多く、出張という形で地元を離れて借り上げ社宅に住みながら働くことに。
リーマンショックと労基の指導で月給制で給与減
いろいろとストレスのなか、働いていましたが、とうとう不況が訪れます。リーマンショックです。
その時ちょうど会社も労基に指導されて、月給制へ移行し、残業代が出るようになりました。
しかし給与は、今までもらっていた金額より3割減っています。残業45時間すれば年俸制と同じ金額になるという話でした。
私が2~3年目に一番お世話になった上司が、その時あおりを受けて退職しました。40代前半でした。
エンジニアとしては年齢的には仕方ないのですが、自分もその上司には本当にお世話になってました。
また、リーマンショックでお金は出ないが仕事量は減ることがなく、残業80時間しても、結局40時間分しか出ません。いわゆるサービス残業です。
転職活動から派遣社員になるまで
転職活動するも、不況とスキル不足で正社員雇用されず
このころの私は本当に一人では何もできず、表立った資格もありませんでした。(今もですが。)
サービス残業が嫌で転職活動を開始します。DODAとリクナビNEXTの転職サイトを活用しました。
転職サイトでは登録すると、翌日にすぐ電話がかかってきます。
メールと電話で履歴書と職務経歴書の書き方指導から始まり、面接の練習もしました。
年収400万円くらいの転職先を望みましたが、一次面接で退場状態。
仕事が忙しいので、面接の練習や自己PRの吟味ができません。
派遣社員という泥沼に自ら落ちる
それでも、なんとか派遣社員として無事マッチングした会社が見つかったので、採用されました。
業務内容は、携帯電話端末の新機種のソフトウェア設計。いわゆるプログラマーです。
ちなみに給与は残業ゼロで比較すると、正社員より多くもらえる金額でした。
最後にまとめ
最初から派遣社員として働いている人は少ないと思います。
零細会社の正社員より派遣社員のほうが給与がもらえて待遇もよい可能性があります。
ただし、なかなか派遣社員から抜け出せないのです。
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